漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
骨髄異形成症候群(MDS)。
診断されてから8ヶ月間で血小板値が8.8→7.3→6.0と減少傾向が顕著である。
もともと体力がありとても元気な方であったが、発症する少し前から疲れやすさを感じていた。発症後は今までに感じたことのない疲労感・倦怠感がある。
1ヶ月後、疲れにくくなり朝の目覚めが良くなった。熟睡感があり良い睡眠がとれている。
3ヶ月継続後、疲労感・倦怠感を感じなくなった。
6ヶ月継続後、血小板値も8万台に回復。体調も良くなり、専門の血液内科から近所のクリニックへ移って経過観察となった。
12ヶ月継続後、検査結果は継続して8万前後を推移。漢方薬を続けながら体調を経過観察。
骨髄異形成症候群(MDS)は血液をつくる骨髄の細胞の遺伝子に異常が起こり、血小板が作れなくなってしまう病気で、一度発症すると元に戻りません。
西洋医学では、血小板値が極端に低下し出血傾向などが身体症状が現れたら投薬・輸血などの治療を行いますが、それまでは基本的には定期的な血液検査で経過観察をします。
相談者は、「このまま悪くなるのを待っているだけでなく、何か自分でできることをしたい」と来局されました。血小板値の減少傾向と疲労感を重点として、滋養強壮や「血」を補うはたらきのある漢方を服用していただきました。なかなか改善の難しい骨髄異形成症候群(MDS)による症状に、漢方が役に立てると再確認できた相談例です。
骨髄異形成症候群(MDS)は、とても患者数の少ない疾患ですが、さつま薬局では漢方での症状改善実績がありますので、お悩みの方はご相談ください。
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